「なんで?」

「気分。」


わけ分かんない

でも、それだけでいいなら・・・

「たっくん、返して?」

言ったほうが早いよね。


「~~~~~っ」

突然、黒崎が顔をそむけた。

「はやく、たっくん返して?」

顔を見ようとあたしも負けじと首を傾げる


「・・・・・返す。」


パシッ

「ありがとっ。じゃーね!」

手早く変装をしなおす

はやく帰ろ・・・・


ガラッ

「失礼しましたー。」


タッタッタッタ


あいかわらず、意味不明なヤツ。
『たっくん』とかちっちゃい子みたいじゃん・・・


「木内ー!!」


「あっ大谷せいぱい!」


部活行ってきたのかな?
ユニフォーム姿だ。

「さっきはありがとな。」

「いえっ・・・・」