―昼休み―
スタスタスタ
あたしは瑠璃を連れて北館へと向かう
あれか・・・。
元々旧校舎つぃてあんまり利用されない北館
でも、今は怪しいほどの人の集まりがあそこにあった。
あたし達は少し手前で歩くのを止めた。
「で。瑠璃に何のようですか?先輩方?」
瑠璃はあたしの後ろで縮こまっている
「あんたには関係ない
如月さんに話があるんだけど」
輪の中から1人の女のせんぱいが出てきた。
巻き髪にすごく濃そうな化粧をしている。
「じゃあ、瑠璃と友達でもないのに
そんな大勢来て話するようなことあるんですか?」
目の前には10人のせんぱい達・・・
色々な香水の匂いが混じわってこれ以上身を近づけたくなくなる。
「あるから、来てるんでしょう?」
クスッ
あっ・・・・。つい笑い声が(汗)
「おもしろいですね。」
「なにがよっ?!」
あたしはいつものクセでついつい挑発するような言葉を使ってしまう。
でも一応敬語使ってるし。大目に見てよ。
「だって、バカみたいじゃないですか(笑)
1人じゃなんにもできないのに
大勢だったらできるって
ホント、器が小さすぎて
おもしろいですよ。せんぱい?」
大目に見れるハズないか・・・・。


