サクラノヒメゴト


あたしは机に鞄を置く

チョンチョン

「・・・・ん?」

あたしは鞄から目を離して瑠璃のほうに向いた


「今日、部活なしだって。」

「そぅなの?」
「うん。せんぱいが午後からいなくなっちゃうからだって。
小谷せんぱいがさくらに伝えてって言ってたから。」

「ふ~ん。ありがと。」


よしっ!今日は早く帰れるっ。

「ねぇーっ宿題見せてくれない?」
「何の~?」
「古典のっ」

あたしはさっき机の中に入れたプリントを取り出した。

「はいっ。」
「ありがとう。」

キュンっ

あっ・・・。やっぱ瑠璃の笑顔はスゴいや(汗)
女子のあたしでもキュンと来ちゃうもん。



あれ・・・・?ビシビシ視線を感じる?

あたしはふと周りを見渡した。

「・・・・。」

瑠璃はあたしだけじゃなくて周りも惚れさせてたみたい・・・。
男子顔真っ赤だ(笑)