(一磨side)



荻野と帰り道に話せたことはすごく嬉しい。

でも、俺の話は全て嫌味とも取れるようなものだった。

ごめん、荻野。



明日はもう少し楽しい話がしたい。がんばろう。



気持ちを切り換えて、俺はK大学の過去問を解き始めた。