あたしの返事を聞いて津田くんは、 「なに?まだ俺といたいの?」 とからかってきた。 「いやいや、違うってば。全然そんなんじゃないってば」 全面的に否定するのも違う気がしたが、恥ずかしくて思いきり首を振った。 「なんだ、違うんだ(笑)まあ、定期通ってた方がきっと安いよ。気をつけてね」 また明日、と言って津田くんは行ってしまった。 ─…陽香の言う通りかも。 あたし、津田くんが分からない…。