「わりぃ」 元々口数の少ない彼。 たった3文字だったけど、彼の言葉の意味はすぐに分かった。 「ごめんごめん。全然気づかなかったー!」 うちらが机と机の間の通路でしゃべっていたせいで、彼は通れなかったのだ。 「ありがと。わりぃ」 そう一言言って彼は自分の席へと戻った。