「サンキュー。まじ助かるわ。」

「おう」



ふと時計を見ると、17:28を指している。

「やばい。ごめん行くわ」

そう言って俺は駆け出した。


「津田待って!実はおぎ…」


矢崎が後ろから何かを叫んでいたが、全く耳に入らなかった。



4Fまでかけ上がり、空いている席を探す。


やたら髪のきれいな女の子が目に入り、その子の前に入り込んだ。