矢崎は隣のクラスの奴で、サッカー部のエース。 男子からも女子からも好かれているムードメーカーだが、自分から女の子に話しかけるなんて珍しい。 「まじか」 彼女が笑っていた。あの笑顔を矢崎に見せていた。 「俺らも加わるかい津田くーん」 にやにやしながら、こっちを見てくる拓。 「…別に」