「恭司」

「んっ」

「志岐さんが、亡くなってもう1年
あっという間に過ぎるよね」

「そうだな」

「恭司が本格的にアクアの仕事を
始めてから、2年早いね…」

「あぁ、俺は今ではアクアのオーナー」

「うん、なかなかイケてるよ」

「そうかぁ」

「うん」

「そう言えば、玲さんの事だけどな」

「うん、聞いたよ旦那さんの
お母さんの体調があまりよくないって」

「そうらしいんだよ、それにな
離れて暮らしてるから余計心配になるって」

「玲ちゃんが、でも義母さんはお兄さん家族と
同居してるからって言ってた、
私達夫婦は心配だけど安心だって」

「そうだな」