最後の恋



「…それは…寝ちゃった…から…」

「???」

「このトップスもスカートも
『J』で買ったんだ似合うだろ
まぁこの格好は気にすんな」

「…そうね…『J』って
洋服も取り扱ってるの?」

「最近になって取り扱ってるらしい
さすが『J』値段は高めだぞ」

「そうなんだ」

「でも幸せそうで良かったよ」

「貴方達もね」

「あたりまえだろ」
「はい」

「そうね…そうよね」

「なぎ、そろそろ帰るか」

「うん」

「嬉しそうだな
早く帰って服脱ぎたいんだろ」

「・・・」

「それは仕方ないんじゃない
見た目はどうあれ、渚君は男性だもの」

「…うん」

「じゃ帰るか」

「うん」

「じゃ~な」

「お元気で」

「えぇ」

2人が帰った数秒後に
私の愛しい旦那様が戻ってきた。