「俺、並木恭司は、桜木渚をこの命が
尽きる瞬間まで愛しぬく事を誓います」


俺は渚が措いてった指輪を
もう一度渚の左手薬指に嵌めた
「…きょ…ぅ…ちゃ…ん…」

「持ってきた、どうしてもこの場所で
もう一度俺から渚の指に嵌めたかったんだ」

「…あり…が…とう」

俺は何も言わずに左手を出した


「僕、桜木渚は並木恭司をこの命尽きる
その瞬間まで愛しぬく事を誓います」

僕は震える手で恭ちゃんの左手薬指に
大事な…大切な…指輪を嵌めた


「おかえり、渚」

「ただいま、恭司」



教会の窓から差し込む優しい光に包まれながら
2人はちょっと長い誓いのキスを交わした。