最後の恋



「(並木、今日すげぇ機嫌悪いな?)」

「(俺も思った)」

「メシ食いに行くぞ」

「あぁ」

「・・・」

「並木なんでそんなに機嫌悪いんだ?」

「…それは…あの女のせいだ…
いや違うか自分に腹立ってるのかもな」

2人は目を合わせ、槙村が何か?
やらかしたんだと察した

「並木、前に言っただろ槙村には
気をつけろって」

「そうだっけ…あん時はあんま聞いてなかった
長期のプロジェクトのチームの仕事にはいって
そんな事まったく忘れてたよ
それにそん時接した槙村は
そんな事するような子には見えなかった」

「「バカか!!」」

「そうかもな…」

「かもじゃなくてバカなんだよ!!
あん時も言ったはずだ
前の会社での事…
彼女は手に入れる為なら
手段を選ばない
どんな事してでも手に入れるって」

「ほんとにそうだな…」

「渚君は?」

「家出中…」

「並木、同じ事繰り返してんなよ」

「あぁ…」