何時の間にか手紙の文字が滲んで…
俺気付かないうちに涙がだてたんだな
そう思ったら涙が止まらなかった。
あの女…許さねぇ…
俺の渚をこんなになるまで追い詰めやがって
渚の手紙の最後にこう書いてあった。
こんな弱い僕でごめんね
心の底から恭ちゃんの事愛してる
それなのに最後の最後まで信じて
あげられなくて本当にごめんなさい
アクアの改装が終わるまでには
絶対帰ります
桜木 渚
あと4日は仕事頑張らねぇとな
後はあの女とケリつけて
そんでもって渚の居所もつきとめないと
だいたいは分かってる
きっと渚は忘れてんだろうけどな…
どっかの山にある山荘に居るはずだ

