「鏑木君、もうお昼だからあとは午後にしよう」


「はい、時間たつの早いですね」


「そうだね」


「先輩はお弁当ですよね」


「嗚呼、渚の出勤時間が遅めだから
毎日作ってくれてんだ」


(恭司に付き合っている人がいる事と
名前が渚と言う事は社内の人は知っている。
同性&同棲の事を知ってるのは東條と高瀬だけ
でも時々知らず知らずの内に
一緒に住んでいるんじゃないかって思われる
言動を恭司自身がしているが、あえて聞かない
皆2人が同棲してる前提で話を聞いている。)


「先輩、羨ましいです
俺彼女がいた時に頼んでみたんですけど
お弁当1度も作ってもらえなかったんです。」


「こればっかりは本人次第だろ
渚は今の社食は栄養面も考えてると思うけど
でもやっぱり自分が作った物を食べてもらいたい
って言って毎日お弁当作ってるよ」


「2人ともお疲れさん」


「お疲れ」


「高瀬先輩、お疲れ様です」


「並木昼飯食いに行くぞ」


「・・おぅ」

「鏑木君・・・「友達待ってますから」・・・そうか」


「先輩、午後もよろしくお願いします。」



「嗚呼」