最後の恋




「並木君は出張でいないけど
もしその出張先で女の人と浮気してたって
貴方は分からないわよね」

「恭ちゃんはそんな事しません」

「本当にそうかしらね
やっぱり女の方がイイって
思ってるかもしれないわよ」

「…あっ貴方は、恭ちゃんが好きなのに
恭ちゃんがそんな事する人だと思ってるんですか
もしそうなら…ヒドイです」

「私が、並木君の彼女なら
そんな事にはならないもの
貴方だからよ」

「…僕…だから…」

「そうよ、男の貴方だから」


僕が男だから?
でもたとえ僕の体を女性にしても
子供を授かる事はない!!
手続きはいろいろあるだろうけど
(戸籍上)男性から女性になる事は可能だ
でも僕は今のまま、ありのままの僕でいたい
「貴方に言われる筋合いはありません
それに、恭ちゃんは僕のですから
諦めてください
これ以上貴方といたくないので失礼します」


なによ…この子…ムカつくわね
「私は諦めないわよ」