2人は並木を見て
ため息をついた。


「2人して何ため息なんか吐いてんだ」


「分かってないよな…」

「高瀬…並木だぞ」


「俺が何だよ」

「俺が今言えるのは
彼女に気を付ける事だ」

「そうそう、渚君を悲しませない為にも
彼女には十分気を付けたほうがいい」

「2人がそこまで言うなら気をつけるよ
渚には笑顔でいてほしいからな」

「そうだな」

「そうそう」



槇村亜矢が企画開発部に来てから
8ヵ月経ったある日・・・