「彼女といろんな話を
しといた方がいい」
「いろんな話って…?」
「今後、俺達は今以上に忙しくなる
自分の手掛けるプロジェクトも増えるし
後輩の指導の事もある、
だから連絡するの忘れるって事も
あるかもしれないだろ?」
「確かにな」
「彼女の話をじっくり聞いた後
その話しも、した方がいい」
「そうか」
「ああ、俺はなかったけど
ダチが言ってたんだ
彼女に仕事がもの凄く忙しくなるから
こっちから連絡出来ない事もあるって
言った通り彼女に連絡できない事態になった
ダチは事前に言ってあるから
彼女は分かってくれると思ってたんだが
実際はその後喧嘩になったらしい
電話出来なくてもメールくらいは
出来るでしょって」
「でも実際、仕事が忙しくなると
連絡し忘れるって事もあるな」
「そうだろ、俺は渚と同棲してるから
俺の現状は分かるけど
東條は彼女と会社は違うし
同棲もしてないってなると
連絡は電話かメールだろ?」
「沙耶は、絶対俺の仕事の事
分かってくれる」

