恭司が東條の代わりに
出張したあの日から
3か月後の夜…

久しぶりに俺、高瀬、東條の
3人で居酒屋[奏]に来ていた。






「久しぶりに3人揃ったな」


「そうだな」


「並木が付き合い悪いから」


「そう言う東條もだろうが」


「そうだっけ?」


「そうだよ
どうせ俺は独り身だよ」


「そう言うなよ」


「ところで最近どう?」


「最近、沙耶の奴の様子が変なんだ」


「何かやらかしたんじゃないか?」


「何もしてねぇよ」

「そう思ってても彼女にしたら
重要な事なのかもしれない」



「ほんとに心当たりはないのか?」

東條は何か考えている様子…

「やっぱねぇよ」