なぎは目に涙を浮かべて
「…恭ちゃん、おかえりなさい」

恭司はそんな、なぎの顔を見て
両手を広げて、満面の笑みで
「ただいま、渚」

僕は恭ちゃんに不意に呼ばれて
堪えてた涙が瞳から零れていた


いつまでも胸に飛び込んでこないなぎ
なので俺はなぎに近づいて
なぎを抱きしめて耳元でもう一度言った
「ただいま、渚」

「おかえりなさい…きょっ恭司」
僕はそう言った後恥ずかしくなり
恭ちゃんの胸に顔を埋め
帰って来た事を実感していた。

俺は渚の返しに驚いたが
嬉しかった、
何時もお互い愛称で呼んでる
それも好いが、やっぱり
なぎに恭司って呼ばれると
すげぇ嬉しい

「いい子にしてたか?」


「恭ちゃん、僕子供じゃないよ」



「そうだな、飯食おう
その後風呂入って…」

「恭ちゃんご飯食べよう」