プルルル♪ 「はい…」 「由美?今、家の前だけど…」 「うん。分かった!すぐ下りるね?」 今日は、昨日の真相を確めるんだ。 でも… それまで、私はデートを楽しむよ。 和弥との初デートを。 鏡の前でニッコリ笑う。 「行ってきます…!」 誰もいない部屋に呟いた。