校門まで走って、近くの公園のベンチに座った。 「はぁはぁはぁ」 結構走ったせいで、呼吸があがる。 なんでこんなに苦しいの? 彼女がいるって分かったから? 「な・・・んで?」 彼女に、和弥の全部を見せたの? あのきれいな体も? 優しさも? ドSなところも? 自分の中にこんなドロドロとした感情があったなんて・・・ もう、分かってた。 嘘はつけない・・・ 「和弥が・・・好き」