秘密の恋愛レッスン


「好---------」

ガラララッ

運よくか悪くか、扉が開いた。
でも、正直ホッとした。

「雄介さん・・・」

入ってきたのはお父さんだった。

「和弥・・・大丈夫か?」
「はい。大丈夫です」

あれ・・・?
そういえば、和弥って敬語使ってるよね・・・?

なんでなんだろう・・・
義理だけど、親子なワケだし。

「ゆぅちゃん。今、ゆぅちゃんのお母さんに会ってきたんだ」
「雄介さん!その呼び方・・・」
「全て、話したよ・・・」
「・・・!?」

ずいぶん、驚いた様子だった。

もしかして、私のこと全部知ってたの・・・?
知ってて私に近づいたの・・・?

そんな・・・