お母さんの別れた旦那は秋原理事長だった。
もしかして、
お母さんがここの学校に入ることを強く拒否してたのは
秋原理事長がここにいるってことを知っていたんではないのか。
だったら、
今まで一回も学校の行事に来なかったのは、そのため・・・?
固く結ばれていた糸がほどけていくような気がした。
「いやだ・・・」
和弥は私の家に来たとき、『順調です』確かにそう言った。
雄介さんとも言っていた。
もしかして・・・・
私に近づいたのは、私と血が繋がってるって知ってたから?
理事長の娘だって知ってたから?
「もう・・・誰も信じられないよ・・・」

