『彼氏いるんすか?』

今なんて?
カウンターをはさんで会計中の男の子。

うつむき気味で照れる姿、年下かな?なんでこんな可愛い子があたしに聞くの?

『何言ってるんですか』
動揺しつつも
笑顔ですぐさま答える。


『これあげる、似合うと思うから』


あたしが今プレゼント用に綺麗にラッピングしたランジェリー。
彼はカウンターに置いて立ち去ろうとする。


『あ…の…、また来る?』


ちょっとびっくりして恥ずかしそうにコクンと頷いた。


…可愛すぎだよ!


彼からもらったのは、あたしが一番気に入ってるモノトーンのストライプのセット。

もちろんもう持ってるけど…

これを選んでくれたことに、年甲斐もなく運命を感じてドキドキしてしまった…


またあなたに会いたい。