【完】甘い恋よりもそばにいて


走った先に見えてきたのは夜の街。


そこには妖しい雰囲気を漂わせるものばかりそろってる



お酒臭いおじさんとか……とりあえず美人な人とか……



あたしの欲求を満たしてくれそうなものは見当たらない……



わけでもないけど……ちょっと気に入らない



ネオンが灯る街をダラダラと歩くにも飽きてきて。



あたしは近くにあったビルにもたれ掛った



またタバコ吸おうかな…



そう思ってバックに手を忍ばせた


けれどあたしの手が摑まえたのは……





あの時波羅に貰った手紙だった……