【完】甘い恋よりもそばにいて



先輩はあたしを解放した。


けれど、あの体勢は保たれたまま…。


あたしは壁に
ピッタリとくっつき、


先輩はあたしに覆いかぶさる形で
壁に手をつく。


先輩との距離はかなり近い、


熱っぽい息づかいが聞こえてきて


あと数センチほどで


また唇が触れ合いそうな距離だ。