【完】甘い恋よりもそばにいて


いくらなんでもタイミングと空気を読むべきだと思った


「みんな飲み物持って…起立、はい立って……」


身振り手振りで指示をだす健吾、


あたしもみんなに合わせておもむろに立ち上がった


あまり口を付けてないウーロン茶。


顔が少し火照っててるからコップを頬にぴったりくっ付けてみた。


生ぬるくて気持ち悪い……。


てゆーかこれいつのだっけ……?


そんなつまらないことを考えていたら乾杯の掛け声がかかろうとしていた。


「え〜じゃ〜3年ぶりに俺ら全員が揃ったことを祝って乾杯」


音頭をとったのはもちろん健吾、


今考えたら健吾はこの同窓会の幹事だったのかも。


「かんぱーい……」


周りを見渡した、みんな頬の辺りが少し赤らんでる…