【完】甘い恋よりもそばにいて


生暖かい、気持ち悪い風があたしを直撃して


一気に気分が落ち込んだ。


「波羅も部屋来る?」


そう聞いてみた


「ううん、あたしはいいよ……間に合わないって連絡しなくちゃいけないし…でも早く戻って来てね」


そう念を押された。


「うん、分かった」


そう言い残し、あたしは歩き出した


少し急ぎ足になって部屋を目指した。


階段を軽々しくとは言えないけど、駆け上がった…


子供みたいに何段か飛び抜かしてみたりしてね。


そんなこんなで部屋にたどり着いた