見慣れた光景が見えてきた
もうそろそろで家につく。
けれど、けれどあの場所に行くのはもう間に合わない
時間的にみてね……。
あたしのせいで親友の笑顔が見られなくなるなるのはすごく堪える
あたしのせいで大切な彼女の時間を奪ってしまった
「波羅……ごめんね」
「いいよ、別に……なんて言うわけ無いでしょ!」
「マジごめん。後で絶対埋め合わせするから……」
本当に申し訳なくてたまらない。
「絶対だからね!あんたいつも忘れてるんだから」
「絶対埋め合わせします」
そうさっきまでとは対照的な大きな声で言った
「よろしい」
なんてふざけて波羅は返してくれた

