【完】甘い恋よりもそばにいて



「莉華さん、次なにに乗ります?」


合流したあたしたちは
行き先もなく歩き出す。



「ぅ~ん、結構、日が照ってて暑いし、何か涼しくなるアトラクションがいいかなぁ…」



「涼しくなると言ったら
やっぱりアレですかね?お化け屋敷とか」



「あたしお化け屋敷とか無理です、ジェットコースターとかの絶叫系はどうですか?」




「バーカ。今食ったばっかだろ、ぜってぇ吐くから」



「ぅっ…」




先輩はばかにかたようにあたしをあざ笑った。




その笑い方が妙にイラついて、






変な意地を張ってしまった…。




「由奈さん、絶叫系乗れますよね?」

満面の笑みで言った。


「ぇ?あ、全然大丈夫ですよ…」



あたしの剣幕に押されてか
由奈さんの笑顔はなんだか引きつっているように見えた。