【完】甘い恋よりもそばにいて


「いつか笑って話せる日が来るよね?ってあの日あたしに言ったのは莉華だよ
もうそろそろ過去と向き合いなよ!」

「うぅ……」

電話越しの声に胸がきゅっと締め付けられた

ずっとあたしを支えてくれた彼女の声。

「……。」

「ちょっと聞いてんの!?」

「あ、ごめん。で今どこ?」

「駐車場。」

あれ?声のトーンが下がった

また怒らせたかな??

「分かった、今すぐ行くから…」

「5秒で来な……」

「え?無理……」

ピッ……プープープー。

あいつ切りやがった