【完】甘い恋よりもそばにいて







「莉華…」









じっとあたしを見つめる先輩。










真剣な眼差し。






きっと逸らすことなんて許されない。





瞳の奥に映るのは



ぼやけたあたしの姿、





だけだから。










先輩の端正な顔は


あたしの方へゆっくり近づいてくる。








何の音も流れない



沈黙の空間。






張りつめた空気は



あたしの心を掻き乱す。