【完】甘い恋よりもそばにいて



「俺の女遊びがはじまったのは中学のとき。


あの頃は、退屈してた、いつも。

両親が嫌いで

学校の奴らもみんな嫌い

特に頑張ってる生徒会長とか委員長とかそういうのが無理。

時間を刻む時計の秒針のカチカチって音が大っ嫌いで


すべてのことに苛立ちを覚えて


生きてる意味がわかんなかった。





そんなとき、退屈しのぎにはじめたのが女遊び。







女って



百人いれば百人とも違うんだ。


笑ったときの顔


恥ずかしがった顔


ふとした瞬間の顔



キスしたときの反応とか…



そういうのに手馴れてるヤツもいれば
俺がはじめて、そう言ったヤツもいた。




だからハマった



やめられなくなった。





いつのまにか女は遊び道具になった。




退屈しのぎではじめたゲームは



そこらのコンピュータゲームよりずっと面白い。



おかげで心理戦が得意になったし。




断言するけど、



女遊びには中毒性がある。



一度、手を染めたらそれまでもっといい女を




体が欲しがる。