存在をすっかり忘れてた……


隠す必要は別にないけど、でもやっぱり……ね。


人に注目されるのってニガテだし


……どうしよう。


そんな考えが頭を巡っていた


「これ、着てろ」


先輩は自分の上着をあたしに着せてくれた


「あ、ありがとうございます」