「先輩、あたし用事あるので。失礼します」 コトを終えて、 あたしは話を切り出した。 「……ちょっ…待てよ」 グイッ…… 先輩に腕を捕まれて、動けなくなった 「離してください……」 伏し目がちに先輩に訴えた 「このまま行かせるわけにいかねーし」 先輩がこんなこと言うから…… またなんかされるんだなっなんて考えてたの。 「あ、もしかしてお前これ気にしてねーの?」 トントンッ……って鎖骨に指を軽く押し当てられた 「……あっ!?」 鎖骨には淡いピンク色に染まった刻印が刻まれていた。