「でもこんなあたしにだって支えくれる人たちがいて、だから頑張らなきゃいけないと思ってます、いつも。前を向かなきゃって…」
「それが莉華さんの大切な人なんですね…。」
暖かい言葉にあたしは胸を救われる。
気がつけば、目的としていた場所は目の前だった。
「由奈さん待ち合わせ場所って西口の方ですか?」
この恋愛絡みの話をこのまま続ける気にはなれない。
だから話を逸らしてみた
できるだけ自然にね。
「えぇ、確かそこでした…」
由奈さんの声は少し自信なさげ。
あたしたちの視界にはもうショッピングモールが広がっていた。

