女の子の真後ろにきたところで、 あたしの見つめる彼女は振り返り立ち上がった。 とても驚いている様子だ。 無理もない。 見知らぬ女に突然、背後に立たれれば誰だって驚くはずだから。 彼女はまるであたしが持っていないものを何からなにまで持っている。 抜群のスタイルに整った目鼻立ち すべてがこの甘い顔を引き立たせる要素なのだろうか。 「あっ…あの〜」 あまりの可愛さに見とれていると 向こうから話しかけてきた。 流石にあたしのことを変だと思ったはずだ。