………。 「スー…スー…」 静まった部屋の片隅で心地良さそうな寝息をたてる彼女。 あたしはそれに近づき優しく頭をなでた。 「やっと、やっと立ち直って来てたのにね…」 ずっと、ずっと苦しんで来たのにね… どうして神様はこんなにも莉華に試練を与えるのだろう。 あんなに彼女が悩んでだした答えを水の泡にしてしまうのだろう…。 選択肢は2つ。 逃げ道なんてどこにもなかった。 こんなに心の弱い莉華が下した人生を左右する決断。 ねえあの日にもし、もし戻れたら… 莉華はどっちを選ぶの…。