【完】甘い恋よりもそばにいて


いつだって人間は醜いモノだった。


平穏な生活だけでは誰も飽き足らず


スリルを求め、欲を出す。




あたしは嫌だった。



醜く成り果てるのは。



でもそんなのただの御託、キレイゴトなのだ。



今なら思える、



いくら醜くとも




必死にしがみ付くべきだったと。





あとさきなど考えず、




彼の想いを受け止めるべきだったのだ。