【完】甘い恋よりもそばにいて


俺は莉華の眠ってベッドに腰をおろした。


ギィッとスプリングが軋んだ。


そのとたんにスヤスヤと寝息をたてて寝ていた莉華の表情が曇った。


やべえ、起こしたかも…。


いつもなら無理矢理、布団から引き剥がして叩き起こしてやるとこだけど、


今日はコイツの穏やかな寝顔をただ見つめていたいと思った。


それはあるしゅの逃げ、なのかもしれない。


今一番気になってる昨日のこと、


そのことから目を背けたいがための逃げ。




もし、これがホントの俺の考えなら…


アホらしいぐらいに幼稚な考えだと思うがな。