【完】甘い恋よりもそばにいて


一番アイツが居そうなリビングに俺は真っ先に向かった。


1人で住んでんだよな?って思い返すほど場所をとっていたのはテレビだ。


「いらねぇだろ。このデカさ…」


静かに俺の声が部屋中に響く。


部屋全体を見渡せる、リビングキッチンの造り。


リビングにもキッチンにも生活感があふれてる感じはあまりなかった。


ゴミ箱にごみは入ってないし


シンクに食器が置いてあるわけでない。


すべて綺麗に整っていた。


そして少しだけどの家具もほこりかぶってる。


まるでこの部屋を使っていない、そう感じるのは俺だけだろうか。


この部屋には一通りのものがそろっていた。