「おっ!!すっげぇじゃん。」
すごい苦労してたどり着いたのは宿泊先のホテルの屋上。
正直言ってなにがすごいのかサッパリ分からない…。
もしかして夜景とか??
でもここあたりは自然いっぱい森いっぱいの……、
普段都会の夜景を見慣れてるあたしじゃなくても夜景なんて考えは思い浮かばないはず。
「啓…何がすごいの?別に何もないじゃん。
あるのは緑色ばっか……この景色悪くはないケド。暗くて見えないし」
両手を広げてあたりのなにもない景色を体で表現してみる。
「バーカ。莉華の目は節穴かよ。
見てみろよ、この空………」
「空って………」
言われるがまま空を見上げた。

