「啓…なんでこんなことするの…?
こんなことしても何にもならないのに」
切なげに語りかけるあたしは……
彼の目にどう映っているのだろう。
耳元でボヤくウザイ女……?
それとも………。
「何でこんなにお互い変わっちゃったの?
あなたはこんなこと出来るような人じゃなかったのに、
あなたはあたしに何を求めているの?
昔は…カッコ良くって誰にでも優しい、
絵に描いたような王子様だったじゃない。
それがどうして……」
啓の変化に戸惑いを隠せなかったあたしは
その想いをストレートにそのままぶつけてみた。
「ウザッ。そーいうの、一番莉華に言われたくねぇんだよ」

