これがホントのあたし。
純情ぶった気持ちはとうの昔に置いてきた。
だからこれが今の素直なあたし。
「具体的には…あたしね、男遊びするの。
しかもかなり激しくって…Kissもその先も……普通に出来るようになっちゃった。メンタル的にもかなり成長した……そんなとこかな」
ためらいながらじゃない…サラッと言えた。
まるで世間話をしているような感じで…。
こんな会話を………ね。
なんだか心が軽くなった。
胸を締め付けるような緊張も少しとけた。
吐き出すってすごく大事なのね。
「………」
あたしの一言を聞いて啓は黙り込んだ……。
やっぱり幻滅されちゃったかな……?
……それならそれで構わない。
あたしを嫌いだってこのまま一生会わないって宣言して欲しいくらい。
その方がいい。
その方が…………あたしが傷つかない。
いつでも過保護に扱うのは“あたし”。
そうやってずる賢く生きてきたんだ。
もうあたしの心に傷を残すのはやめて。
これ以上近付かないで、触れないで。
あたし。
ダメになる、欲張りになる、汚れていく。

