【完】甘い恋よりもそばにいて


黙りこくる彼に向かってもう一度あたしは訴えかける。


「ねえ答えてよ………!!」


「だから言ってんだろ?お前に証明してもらうわけ……」


「だから具体的に……一体何なのよソレ。」


「じゃあ頭の悪い莉華のために教えてやろうか?」


妖しげに微笑んで歩み寄って来る啓……。


その口調はすごく穏やかなの。


でもなぜか怖い。


「啓……?何する気……?」


弱々しい口調で困惑した表情のあたし。


そのとき彼はすごく近くに迫っていたの。


目と鼻の先なんて言うものじゃなくて……



ドサッ


そのとき突然


あたしはソファーに押し倒された


啓があたしに覆いかぶさってるの。


鳴り止まない心臓に微かな怒りを感じたのを覚えてる


混乱し過ぎて頭が回らなかったけど必死に何か言おうとしてたわ。


この場をしのぐための一言をね……。


でも先手必勝、彼の方が一枚上手だった。