「だから啓には関係ない……近づかないでって言ったじゃない」 そう呆れ顏で冷たくあしらわれたけど……俺はそんなんで引き下がったりしない。 バンッ…… 壁を勢いよく叩いて鋭い目つきで波羅を見て言った。 「んなのいいから質問に答えろよ……」 何が起こっているのかよく理解してもないのに胸騒ぎがした。 感情的になっている俺に嫌気がさした