【完】甘い恋よりもそばにいて


俺は波羅に連れられ大広間を出た


ひとけの少ない場所に連れて行かれて正直、意味が分からなかった。


「あの……結局なんなワケ……?俺さっさと戻りたいんだけど……」


その言葉にはなんのウソもなかった。


これが今俺が思ってること……なんだけど。



「一発……殴らせて……。」


はぁ……!?


なに言い出すかと思えば……なにそれ。



「なにいきなり意味不明なこと言ってんの?つか、んな用件なら俺……戻る……」



パンッ…………。



それは一瞬だった




俺……沖田啓、20歳。人生初女に殴られました(笑)