【完】甘い恋よりもそばにいて



「ねー君可愛いね……名前なんていうの?」



ナンパ……?


「……莉華、清水莉華。なんか用……?」



「なんか用って……天然?ね、これから時間ある?」



顔もルックスも悪くないし…どうしようかな…



「…どーしよっかな~……」


あたしは甘い声と上目遣いで彼を見た




やっと見つけた。


あたしを満たしてくれるもの


言いようのない切なさを忘れさせてくれるものを……


















「莉華……んなとこで何やってんだよ!!」













彼はあたしの手首を掴んで離さない



「ちょっと離してよ……」


「なに……?男いたんだ…つまんねーの」