年下の彼氏

大勢の乗客の中から、濃紺のスーツにブルー系のシャツを合わせた亮太をすぐさま発見した。


わー、やっぱりカッコいい!


手を振り、笑顔で迎えたけれど、そこに現れた亮太は、なんだか浮かない顔をしていた。 



いつもの亮太らしくない、元気のない姿に、さすがの私も戸惑ってしまった。 


もしかしたら……


就職活動が上手くいかなくて、落ち込んでいるのかも。    


だから、私をランチに誘ったのかな?



それなら、私がパワーをあげないとね!