「じゃあ、もちろん、お母さんも私のことを…?」 「当たり前じゃん! 優子ちゃんの友達だから、信用して家庭教師を頼んだんだよ」 「はぁ。そうだったんだぁ……」 私は、何も知らなかったよ。 ただ、いいバイトがあるって聞いたから、食い付いただけで――。 ――…あっ! でも、肝心なことに気付いた!